目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって、涙が均等に行きわたらなくなる病気です。目が乾くなど典型的な症状だけではなく、黒目に傷ができて炎症が起きたり、視力低下を引き起こす場合もあります。市販の目薬で改善しない場合は、一度ご相談ください。

白目とまぶたの裏側を覆っている結膜が細菌やウィルスによる感染や、花粉、ハウスダストなどによるアレルギーによって炎症を起こす病気です。白目の充血や目やになど目に不快な症状があらわれ、悪化すると視力に影響が出る場合もありますので、早めに治療を行うことが大切です。ウィルス性のものは感染しやすいため、他人へうつさないように対策をとるようにしましょう。

慢性的な目の緊張と疲れによりさまざまな症状として現れる病気です。目だけでなく全身に症状がおよび、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態が眼精疲労です。スマートフォンなどの画面を長時間見たり、メガネやコンタクトの不具合で目に負担がかかることなどで起こりますが、精神的なストレスが原因で起こることもあります。

目に細菌が入り込むことで起きる病気です。不潔な手で眼をこすったり体の免疫力の低下することで発症します。ものもらいには痛みをともなうタイプと、痛みがないタイプがあり、痛みがない場合でも治療をすることで早く治ります。目薬などをさしてもなかなか治らない場合はご相談ください。

網膜の静脈血管が詰まって血液が流れなくなる病気です。網膜の静脈が詰まると静脈の圧力が上がり、静脈から血液があふれ出します。あふれた血液は、網膜の血管眼底出血や網膜浮腫（網膜の腫れ）を起こします。放置しておくと視野が欠けたり視力低下してしまうおそれがあり、早めの受診をお勧めします。

目の中の水晶体（カメラのレンズに相当する器官）が濁ることにより視力は低下します。水晶体の濁り方はひとりひとり違うため、症状は様々です。加齢によって誰にでも起こる病気ではありますが若年者であっても高血圧や糖尿病、外傷などにより生じることがあります。メガネを変えても見えるようにならない場合は一度受診をお勧めします。

視野（＝見える範囲）が狭くなっていく病気です。両方の目の症状が同時に進行することは稀であり、自覚症状は殆どないため、かなり進行した状態で発見される場合が多いです。日本人の40代以上の20人に１人が緑内障と言われており放置すれば失明につながる疾患のため、早期の診断、適切な時期をみた治療の開始が必要です。

糖尿病が原因で目に起こる合併症です。網膜の静脈が詰まることで眼底出血や網膜浮腫（網膜の腫れ）を起こします。放置しておくと最悪の場合、眼底出血や網膜剥離を伴って失明に至る場合もあります。。血糖値の異常を指摘されている方は定期的な眼底検査を受けることをお勧めします。

眼の中に炎症を起こす炎症全般を指します。再発することも多いですが、半数は原因不明とされています。目以外の病気が原因で炎症が起きる場合もあります。

年齢を重ねるにつれて網膜色素上皮の下に老廃物が蓄積してき、網膜中央の黄斑部がダメージを受けて変化し、視力の低下を引き起こす病気のことです。歪みや中心視野の欠損などが生じ、悪化すると失明を引き起こす可能性があります。欧米では失明原因の第１位と言われています。

目の周りの筋肉が勝手に動くことにより違和感や不快感を覚えたり、まばたきの制御に異常を来す病気です。2ヶ月位で自然に症状が解消することもありますが治らない場合は治療が必要になります。

近視が進行した状態の事を強度近視と言います。眼軸が前後に伸びることにより焦点が合わなくなり、ものがぼやけて見えます。近視の度数が-8Dを越えると網膜に様々な異常をきたす危険性があります。近視の強い方は定期的な眼底の精密検査をお勧めしています。